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「自己分析」を徹底的に繰り返し、自身の強みを活かして掴んだ静岡への移住転職

TurnX移住転職者インタビューの第二弾
今回お話を伺ったのは、新潟県→静岡県への移住、これまでの経験を活かし、静岡県内の不動産関連会社への転職を成功させた吉田さん。
そして、担当キャリアアドバイザーの酒井にお話を伺いました。

大学進学をきっかけに大学生活の4年間を静岡で過ごされた吉田さん。
就職のタイミングで地元新潟に戻るも、静岡への想いが強くなっていき、静岡への移住と静岡県内企業への転職を決断。見事転職を成功させ、再び静岡での生活を選ばれました。

それほど吉田さんの心をつかんで離さない静岡の魅力とは何なのか。
担当キャリアアドバイザーの酒井とともに、今回の転職活動を一緒に振り返ります。


【プロフィール】
𠮷田 邑(よしだ ゆう)さん / 28歳
新潟県長岡市出身

▼ご経歴
新潟県長岡市の高校を卒業後、静岡大学教育学部に進学。
新卒では地元新潟に戻り、新潟県内をメインに不動産関連事業を展開する鉄道系不動産会社に入社。2024年4月に静岡県内の不動産関連会社へ転職。

▼移住情報
・2024年3月に静岡移住
・新潟県長岡市から静岡県富士市へ

静岡との出会い

 ―吉田さんは新潟県長岡市ご出身、静岡大学への進学をきっかけに静岡に来られたとお伺いしました。進学の経緯や当時の静岡の印象などを教えていただけますか?

吉田さん:
実を言うと最初は静岡という場所へのこだわりはありませんでした。ただ、高校時代まで合唱をしていたので、大学合唱団が強豪である進学先を探していました。そこで見つけた先が、静岡大学でした。
そこから自分の学力と地元新潟からの距離を考え、静岡大学を選びました。静岡大学混声合唱団は当時全国大会に毎年のように出場していました。在学中、全国大会に行くことはできませんでしたが、今に繋がる仲間との出会いがあり、結果としては、静岡大学を選び、静岡にきて良かったと思っています。

 ―静岡に来てよかったことは他にもありましたか?

吉田さん:
静岡に引っ越してきた当時は新潟に比べて暑いし、周りに知ってる人はいなかったので大変でした。でも、過ごしていくうちに静岡の皆さんに助けてもらうことが増え、やさしさを感じるようになりました。何より合唱の活動も楽しかったですし、大学生活や周りの環境がとても良かったです。あとは、雪が降らないので冬に自転車に乗れることが衝撃的でした(笑)。
そんなところが静岡のいいところだなと少しずつ思うようになりました。

大学時代の吉田さん
静岡大学混声合唱団卒団演奏会(ソロ演奏)にて

 ―大学時代の就職活動について教えてください。

吉田さん:
静岡と新潟、それと全国展開している会社を受けました。最後に内定をいただいた会社は新潟の会社(前職)でした。静岡に残りたくないというわけではなかったのですが、自分がやりたかった仕事で内定がもらえて、家族もいるという面から地元新潟に戻ることを決めました。

新潟での就職と、静岡への未練

 ―新潟で就職後も、合唱団での活動を続けるため静岡に通っていた吉田さん。わざわざ新潟から通っていたのにはどんな理由があったんでしょうか?

吉田さん:
大学2年生のときに僕の思いつきで今の仲間とともに合唱団を立ち上げました。大学4年の卒業のタイミングで周りの仲間と話し合って卒業後も続けることにしたのですが、週に1回人が集まる場(コミュニティ)をつくることは誰かの時間を使わせてもらっているという考えが僕の中にありました。その責任感から静岡まで通って、合唱団の活動を続けることを決めました。
当時は土日休みではなくシフト制だったので、月に1回行けるときに行くようにしていました。その後、異動があり土日休みの勤務になったのですが、ちょうどコロナが流行し始めた頃でした。そのため一年ぐらい静岡に行けない時期もあって。最初はオンラインで合唱を続け、だんだん対面でもできる状況になっていったので、それからは毎週片道7時間ぐらいかけて静岡まで通って歌っていました。

 ―7時間は長いですね!距離的に辛くはなかったですか?

吉田さん:
通勤と一緒でだんだん慣れてきます(笑)。なにより合唱は一番のストレス発散でした。
新潟は現実で、静岡は非現実的な世界。異動後の勤務が本当に辛くて大変だったので、現実逃避するっていう意味でも自分にとって良かったです。

2022年 第77回関東合唱コンクール静岡県大会にて 
全日本合唱連盟理事長賞受賞(総合1位)

 ―そんな中で静岡への移住を考え始めたタイミングはいつだったんですか?

吉田さん:
前職に入社したときから、「いつか静岡に戻りたい」っていう気持ちは心のどこかにありました。毎日考える時期もあったぐらい静岡への想いは強くて。本格的に考え始めたのは2022年ぐらいですかね。転職は静岡でしか考えていなかったので、静岡への移住転職に特化されているTurnXに登録しました。 

TurnXとの出会い

 ―担当キャリアアドバイザーである酒井の最初の印象はどうでしたか?

吉田さん:
すごく話を聞いてくれるし、初めての転職活動で何をしたら良いかも分からない自分に、どうしたらいいか?というのを具体的に伝えてくださったので、すごく真摯に向き合ってくれる方だなと感じました。

 ―酒井からみて吉田さんの印象はどうでしたか?

酒井:
初回面談のときから「とにかく静岡に戻りたい。静岡で勤務したい。」という気持ちがひしひしと伝わってきました。だからこそ、なんとか支援してあげたいと僕も力が入りました。
一方で、吉田さんにとっては初めての転職活動でもあるので、静岡に移住することが優先になってしまい、仕事やキャリアが疎かになってしまっては、また転職を繰り返すことにもなりかねません。転職軸を明確にし、静岡で生活だけでなくキャリアも充実できる企業に転職ができるようサポートをしました。

担当キャリアアドバイザー:酒井

初めての転職活動と自己分析

 ―転職活動では特に何が大変でしたか?

吉田さん:
自己分析です。
言語化するのがとにかく難しかったです。「どうして?」「なぜ?」というのを自分の中で具体的に言葉にして、掘り下げていくというのが僕にとっては初めての経験でした。必要なのはもちろんわかってはいるんですけど、正直もう面倒くさいって思ってしまうときもありました。でも、酒井さんに付き合っていただいてありがたかったです。 

酒井:
TurnXでは初回面談後にいきなり求人紹介するのではなく、まずは自己分析から始めてもらいます。自身の価値観の言語化。なぜ転職するのか。どういった企業、仕事に転職したいのか。それは何故なのか。なぜ静岡に移住したいのか。そして、これまでのキャリアの棚卸を徹底的に行います。
自己分析は初めての人にとっては、とても大変な作業です。一度では終わらず、何度も具体的に言語化するまでを繰り返します。
だからといって自己分析をやらずに転職活動をしても、良い転職にならないことが多いです。。吉田さんも僕との自己分析を何往復もやりましたが、最後はかなり具体的に言語化ができるようになりました。

吉田さん:
しっかり自己分析ができたおかげで、転職軸が明確になり、自分の希望に合う企業にしぼって転職活動をすることができました。

 ―実際の面接や選考はどうでしたか?

吉田さん:
自己分析を徹底してやったおかげか、自分のやってきたことをきちんと自分の言葉で話せたので、面接では難しさは感じなかったです。 

 ―酒井から面接についてアドバイスなどはありましたか?

吉田さん:
すごくしていただきました。ただ、「自分の想いや考えを素直に伝えればいい」とアドバイスをいただき、その通りに面接したらスムーズに選考を進めることができました。 

酒井:
事前に準備がしっかりできていたからこそですね。
吉田さんの場合は、強みを活かした転職であり、転職軸も明確であったため、自己分析で言語化できたことをそのままお話ができれば選考も通過するだろうと思っていました。

念願の静岡移住、改めて感じた静岡の良さ

 ―実際に静岡に移住をしてみてどうでしたか?

吉田さん:
転職前よりも静岡の仲間たちと長く過ごす時間を取れるようになり、心に余裕ができました。ゴールデンウィークには、合唱の仲間が集まってお祝いパーティーもしてくれました!大学時代に感じていた静岡の温かさを思い出しました。 

 ―仕事の変化はどうですか?

吉田さん:
以前は不動産や駅ビルの管理系をずっとやっていて転職後も似た業務内容のため、「こういうやり方なんだ」とか、「効率的なやり方でいいな」とか、違いを見つけるのが楽しいです。あと「これは静岡ならではだな」とか日々発見があります。
​​周りの方々も「前職ではこれはどうしてたの?」など聞いてくれることもあるので、コミュニケーションのひとつにもなり、僕も嬉しいです。
今までやってこなかった仕事や、前職にもあったけど僕が担当してなかった仕事が多いので、新しいことを吸収する場面もあり面白さを感じています。教えてもらいながら手探りで頑張っています。大変ですが、おもしろいです! 

 ―日常生活の中で”静岡の良さ”を感じる部分はありますか?

吉田さん:
今は富士市に住んでいるので、車をちょっと走らせると富士山がドカンと見えるとか。静岡市の方に車を走らせれば、駿河湾の国道1号線のバイパスを走るとすごく海も綺麗ですし。週末にその景色を見られることが僕の楽しみです。
また、仕事柄商業施設が好きで、ららぽーと沼津や富士宮のイオンモールに行きます。西に行けば静岡市街地にも行けて、しらすとか桜えびとか静岡ならではの食材を結構食べるようになりました。
元バイト先の静岡パルシェに行けば知ってる人がいるので「今お仕事どうですか?」とか話をしに行くのも一つの楽しみになっています。
そういった関係が続いていて話ができるのは静岡の人の温かさなんだと思います。
どこに行っても知ってる人がいて、「戻ってきてくれたんだね」って言ってくださる方がいて、それが嬉しいですね。  

富士山本宮浅間大社(富士宮市)

 ―これから静岡でやってみたいことはありますか?

吉田さん:
静岡の合唱活動を盛り上げたいです。コロナの影響をうけて10年前と比較して30人、50人いた学校の合唱団が10人程になっているのを目にします。例えばコンクールとか20校出てたのが直近だと10校程しか出ていない状況で。
大人の合唱団でもコロナをきっかけに辞めてしまった人が結構多いと聞きます。どこの合唱団も軒並み人を減らしたり、合唱活動をやめてしまったんです。高校生などの次世代を担う人たちも、数が減ってしまっています。

​​自分はもともと高い志で始めたわけじゃないんですけど、コロナ明けに合唱団の人数が増えたのはおそらく僕たちの合唱団ぐらいで、関東でも成績を上げていて静岡を代表する合唱団の一つになっているんじゃないかと思います。
なので、静岡で合唱をやる次世代の人たちの受け皿になってあげたいですし、盛り上げていきたいです。

静岡がいいから静岡に残る

 ―最後に、静岡への移住や転職を考えてる方に向けてメッセージをお願いします。

吉田さん:
静岡は東京にも名古屋にも近いですし、環境的に本当にいい場所だと思っています。
急に農村みたいな田舎に引っ越すというのはハードルが高いと思うんですけど、その点静岡への移住のハードルは低いです。
TurnXという会社、そして酒井さんのような方がいるので自分に合った働く場所を見つけやすくなると思います。
ずっと住むことを考えたときに静岡はとてもいい地域です。もし静岡に住みたいと思う気持ちがあれば1回住んでみるのもアリなんじゃないかと思います。
僕の周りは、県外出身の人がわりと多いですが、大学で静岡に来てそのまま残る人は多いです。それは地元に帰りたくないんじゃなくて、静岡がいいから静岡に残る。それはもう静岡の良さを表してるんじゃないかなと思います。

酒井:
吉田さん、ありがとうございます!
吉田さんのように、地元は県外だけれど、静岡で大学生活を過ごし、その4年間がとても良く、一度は地元に戻ったけれど、また静岡に住みたいという移住希望者は多くいます。
一方で、どうしても仕事、キャリアの側面でチャレンジできずに、静岡に戻ってくることを諦めてしまってる方も多いのが現状です。
とはいえ、しっかりと自己分析をし、綿密な準備をして転職活動をすれば、吉田さんのように必ず良い転職ができると思っています。
今後も、吉田さんの静岡でのキャリアを心から応援しています!

吉田さんが所属する合唱団「Sacra」のご紹介

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