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「子育て」そして「静岡に貢献したい」という想いを第一に考えた静岡へのUターン移住転職

TurnX移住転職者インタビューの第三弾。
今回お話を伺ったのは、お子さんとともに東京から静岡へのUターン移住をされた竹倉さん。

静岡市出身の竹倉さんは、都内の専門学校への入学を機に静岡を離れ、
卒業後は都内の映像編集プロダクション、営業アウトソーシングのベンチャー企業に従事。この度、14年ぶりに静岡へのUターン移住をされました。

その背景には、子育てをはじめとしたワークライフバランスの実現があったといいます。子育てにおいて、なぜ静岡が良いと思ったのか。移住をするにあたってどのようなハードルがあったのか。担当キャリアアドバイザーの酒井とともに、今回の転職活動を振り返ります。


【プロフィール】
竹倉 真衣 (たけくら まい)さん
静岡県静岡市清水区 出身

▼ご経歴
静岡市内の高校卒業後、東京の音楽専門学校へ入学のため上京。
映像編集プロダクションに就職後、営業アウトソーシングのベンチャー企業にて営業やインサイドセールス立ち上げ、動画制作、広報業務に従事。

▼移住情報
・2024年4月に静岡へUターン移住
・同8月、空き家買取専科(株式会社Sweets Investment)様に入社。

きっかけは「子育て」

——竹倉さんが静岡への移住を考えたきっかけを教えてください。

竹倉さん:
一番の理由は子育てです。じつは私、シングルマザーなんですね。子育てと仕事の両立って、なかなか大変で……。それも東京となると、ハードルもかなり高くなります。
子どもを産んだばかりのころは、仕事への意欲が強かったのでキャリアを優先しました。でも、「これからどれだけ子どもと過ごす時間があるのだろう?」と思ったら、ワークライフバランスを実現したいと考えるようになりました。

——移住の決め手となった出来事はありますか?

竹倉さん:
きっかけとしては父が亡くなったことがありますが、そのずっと前から静岡で子育てをしたいと考えていました。
一社目の映像編集プロダクションを退職したのも、子育てに影響があったからです。子どもを産んで育休が明けた後、少しだけ復帰したんですが、帰りが夜遅くなることもあって転職を決めました。
その後、営業アウトソーシングの会社に転職しましたが、3、4年くらい前からでしょうか、静岡に戻りたいという気持ちが日に日に大きくなっていきました。

——静岡での子育てがお子さんにとって良さそうだと感じたシーンがあったのですか?

竹倉さん:
子どもにとって良さそうというより、私個人の思い出や記憶の影響です。自分の子ども時代を振り返ってみると、だいぶのびのびと過ごしていたと思います。せかせかした感じが全然なかった。そんなことから静岡の「自然」や「人」といった環境が、もしかしたら子どもにとって必要なんじゃないかと考えるようになりました。

TurnXとの出会い/他転職エージェントとの違い

——TurnXとの出会いやサポートを依頼した理由を教えてください。

竹倉さん:
ネットで『静岡・移住』のキーワードで検索したときにTurnXさんがヒットしたのが興味を持ったきっかけです。
そこから代表の酒井さんが発信されてらっしゃるnoteの記事を、もう上から下まで全部読んでいきました。記事の中には、静岡への熱い想いが書かれていて、こんな志の方が支援をしてくれるんだったらお任せしたいなと思いました。「静岡特化型移住転職エージェント」という言葉も響きました。

酒井:
大変ありがたいことに、最近だとGoogle検索で弊社のことを知り、登録くださる方も増えています。ただ、記事をすべて読んでくださっていたのには驚きました。どおりで初対面なのに私やTurnXのことをよく知ってくださっていたわけです(笑)

——TurnX以外の転職エージェントも検討されましたか?

竹倉さん:
周囲に転職活動している知人が多かったというのもあって、どちらかというと直接実体験を聞いていました。ただ「自分には合わなそうだな」と感じていました。

——どのような点が「合わなそう」と感じましたか?

竹倉さん:
話を聞くに大手の転職エージェントは、条件に合う企業の求人を何十社分も送ってくるそうなんです。その中から「希望するところを選んでください!」みたいなスタイルらしいのですが、私としては、もう少し私のパーソナリティに合わせて厳選してほしいと思ってしまいました。

——では反対に、TurnXの支援が良かったと思うことをお聞かせください。

竹倉さん:
TurnXさんの場合は、他転職エージェントと違い、まずは綿密な自己分析をした上で、自己分析を通した転職軸の整理、そしてその軸に合致した(私のパーソナリティに合わせた)求人を厳選して提案頂けるという流れでしたので、効率の良さはもちろん、何よりストレスなく転職活動を進めることができました。
転職活動が楽しかったという感覚があるのも、ここがポイントになっている気がします。

竹倉さん:
そして、とにかく「自己分析」に力を入れているところです。これをやっているエージェントさんを私は知りません。もちろん、自己分析は自分で時間を取ってやることもできると思います。ただ、自分一人でやるとなると、質問項目一つとっても、何を基準に決めればいいかわからないし、精神的な負担も大きい。その点で、自己分析の時間を設けてもらえるのはありがたかったです。それも量が膨大! 7、8ページ分くらいあったと思います。

自己分析で紙が真っ黒に

——自己分析をしてみてどのように感じました?

竹倉さん:
とにかく苦しかったです(笑)。ある意味では今まで背中を向けてきたことに、この年齢になって向き合うわけですから。
自己分析をやるとき、私は印刷した自己分析シートに手書きで書き込んでいきました。書けば書くほどネガティブな部分があらわになっていき、そのうち紙が文字で真っ黒になってしまいました。私は根がポジティブな性格なので、「どうしてこんなにネガティブな部分を残していたんだろう」と思いながら、ひたすら真っ黒な部分と向き合いました。

——酒井から見て、竹倉さんの自己分析シートはどうでした?

酒井:
今言ってくださった「紙に書き出す」という方法は正解です!紙に書くのとパソコンで入力するのでは、前者の方が本音が書けたり、具体的な言語化ができる傾向にあります。「紙が真っ黒になるまでやった」というのは初めて聞きましたが、初回から自己分析の完成度が高かったことに納得がいきました!
竹倉さんとしては手こずっていた様子でしたが、とても具体的で、苦労が見える自己分析シートに仕上がっていたと思います。拝見したとき、とても感動しました。

竹倉さん:
そう言っていただけて嬉しいです! 酒井さんもよくおっしゃるように、転職というのは人生に強く影響を与えると思うんです。今の時代は、「ちょっと転職しちゃおうかな」とカジュアルに考える方もいるようですが、私はやっぱり慎重にやりたかった。そういう意味でもこの転職を通して、自分の人生を見つめ直せたのは大きな成果だと考えています。

転職活動の軸と決め手

——仕事を探す上で、どのような軸を重視されましたか?

竹倉さん:
私が仕事に求めたものは三つあります。まずは『ミッション・ビジョンに共感できる会社を探す』ということ。会社の目指す先に共感できないと、いくらいいサービスを提供していても気持ちや原動力の部分で力が入らないと思っています。
二つ目が『ワークライフバランス』です。先ほども申し上げたように、子育てには力を入れたいものの、仕事のスキルはしっかりと積み上げていきたいと考えていました。
三つ目は、『静岡に貢献する』という気持ち。移住を考える前から、この気持ちが強くありました。仕事を通して、それが実現できる会社を探したいと考えていました。

——新しいお勤め先は空き家買取専科さんですが、竹倉さんにとって入社の決め手となった要因はなんですか?

竹倉さん:
先ほど挙げた三つの軸が叶う場所だと感じたことです。発信されている情報を見たり、面接を受けさせていただいたりしていくうちに確信しました。空き家買取専科さん以上にフィットしている会社を探すのは無理だと感じたくらいです。営業メインでありつつ、過去に培った広報のスキルなどを活かせそうだったのも、空き家買取専科さんへの入社を決めた決め手でした。

——職種に関しては営業職ということですが、それも竹倉さんが選ばれたのですか?

竹倉さん:
いいえ、営業職に関しては酒井さんが背中を押してくださった影響が大きいです。実は職種をどうするか、私だけでは答えが出せずにいました。そのときに酒井さんから営業職を提案されました。正直、ちょっと悩みましたね。「本当に営業職でいいのかな?」と自問自答しました。ただ、過去の経験を通して見たとき、「営業こそ自分のやりたいことに合致するんじゃないか」と、じわじわと思えるようになり、最終的に営業職を中心に据えて職探しをするようになっていきました。

お子さんの不安を取り除くために

——お子さんには静岡への移住のことをどのように話しましたか?

竹倉さん:
子どもには「あなたが小学5年生になるまでに静岡へ移住をします」ということを、ずいぶん前から伝えていました。それこそ、私が静岡で暮らしたいと思った頃から。なので、心の準備はできていたと思います。ただ、どちらかというとエリアを最終的に絞って、「新しい小学校はここだな」と具体的な環境が決まってきてからは不安が募ってきたようです。
 「どうしたらこの子が、前向きに考えられるようになるかな」とすごく悩みました。静岡に帰省するたびに町歩きをして、「あなたが住むところはここだよ」と納得してもらいながら、徐々に不安を取り除いていきました。

——お子さんが移住に抵抗を感じるようなこともありましたか?

竹倉さん:
抵抗とまではいきませんが、不満はたくさんあったと思います。言葉を選ばずに言ったら、東京には何でもあります。流行のお店も文化も集まってきますから。そういうところで生まれて育ったぶん、静岡に来たときは"ないもの"が目立ってしまいます。ただ実際に静岡に移り住んでからは、むしろ東京にない自然溢れる土地や、食べ物のおいしさに気付き、不満も消えていったのではないでしょうか。

誰かにとってのサードプレイスをつくりたい。

——実際に移住されて、静岡の生活はいかがですか?

竹倉さん:
一言で言えば、「安心しながら過ごせている」です。移住を考え始めたころから、胸の底で渦巻いていたモヤモヤ。それがスッキリ晴れて、健やかな気持ちで生活をできている感じです。
 「静岡で新たなコミュニティを増やしていく」という目標が達成できている楽しさもあります。たとえば、喫茶店に行って初対面の方と話すっていうのも一個のコミュニティ、一個の繋がりです。そうやって、自分が将来的にやりたいことに向け、いろんな方と繋がり、様々なお話を聞かせていただくことが、静岡に来てやりたかったことの一つでした。人と関わることで、何かのヒントを得たりして、人生を豊かにすることが私のライフワークなんです。

——そのような繋がりを通して実現したいことはありますか?

竹倉さん:
漠然としてますけれども「誰かにとってのサードプレイスをつくりたい」というのが大きな目標です。私の知人に、自分で命を絶ってしまった方がいます。その方は家と職場の行き来だけをする日々を送っていたそうです。
もしこの方に自宅や職場でもない、安心できる第三の居場所があれば、何か変わっていたのではないか……と考えたのがサードプレイスをつくりたいと思った背景です。
サードプレイスをつくるには、どうしても土地や場所が必要になってくる。それが東京だと難しいと感じました。でも静岡だったら空き家がたくさんあるので、それをうまく有効活用していけるんじゃないかな。

気楽にトライしてほしい

——最後に、静岡への移住や転職を考えてる方に向けてメッセージをお願いします。

竹倉さん:
「静岡はいいところだよ」というところは、まず伝えておきたいです。
人も場所も食べ物も、いいところがたくさんある。一方で、もっともっと活気のある「まち」になってほしいという想いもあります。
移住と転職はハードルが高いと思われがちですが、強い気持ちがあれば必ず誰かが助けてくれるはずです。それこそTurnXさんとか。もうちょっと移住へのハードルを落として、気楽にトライしてみてください。

酒井:
竹倉さん、ありがとうございます!
今回、竹倉さんが大事にしたい3つの軸に合致する企業への転職をご支援できて、一安心しています。
一方で、選べる選択肢がもっとあっても良かったなと感じています。今回の転職活動において、複数社への応募はしたものの、3つの軸に合致するという点で比較検討できる会社が少なく、できれば複数の選択肢があった中で意思決定ができれば、さらに良い転職活動になったと想います。
TurnXとしては、静岡県にもっと多くの選択肢を創りたい
そして、竹倉さんのような方を適切に転職支援できるようにしていきたい。それが『静岡特化型移住転職エージェント』である、私たちの使命だと感じています。

静岡市でお子さん主導の写真展を開催

竹倉さん:
今年の7月に「136センチの目線で見る静岡市」という写真展を開催しました。136センチの目線——つまり、子どもの目線で切り取った静岡市の日常がテーマになっています。静岡に移住したばかりのフレッシュな目線で静岡と東京を比較できるのも強みだと思いました。
子どもが「能登半島の復興支援チャリティーをしたい」と言い出したことがこの企画の原点となっています。子どもの望みを叶えてあげられてよかったですし、本人の自信や責任感の成長にも繋がったのではないでしょうか。

136センチの目線で見る静岡市 写真展
写真展の様子

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